現在地: 除染技術関連情報 除去物等の管理 凝集・沈殿(吸着)処理

凝集・沈殿(吸着)処理

本処理方法は,葛尾村,田村市,富岡町,大熊町,広野町における洗浄水及び飯舘村,富岡町における滞留水の処理に適用しました。

葛尾村,田村市,富岡町の洗浄水及び滞留水の処理フローを図1に,洗浄水等の処理施設概要を図2に示します。葛尾村,田村市,富岡町の洗浄水においては,無機系の凝集剤を用い,凝集・沈殿後の上澄み液の段階でセシウム濃度が最大でも38 Bq/kgと排水基準値以下でしたので,カラム*1処理等は実施していません。

富岡町における滞留水の処理については,無機系の凝集剤と吸着剤(笹岡粘土)を併用し,処理後の上澄み液の段階でセシウム濃度が検出限界以下でしたので,カラム処理等は実施していません。ここで笹岡粘土を適用した理由は,ゼオライト等と同様に入手しやすい土木材料の一つであるためです。

大熊町,広野町の洗浄水の処理については,ポリ鉄,粉末ゼオライト等を用いた凝集・沈殿(吸着)処理を行い,セシウム濃度は検出限界以下でした。

飯舘村の滞留水の処理については,プール水中に直接天然鉱物系の凝集剤を投入して処理し,処理水のセシウム濃度は約150 Bq/kgでした。

  *1:吸着剤を塔状の容器に充填したものであり,吸着塔と同様のもの。

図1 洗浄水等の処理フロー(葛尾村,田村市,富岡町)

 

図2 洗浄水等の処理施設概要