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除去物の減容化を可能とする技術

除染ガイドライン作成調査業務報告書

除去物の減容化技術の概要

 

 除染には多くは除去物の発生を伴うため,その適切な保管方法について検討し,予め管理場所を確保することが必要となります。このため,除染作業を行うに当たっては,除去物の不必要な発生がないように作業を適切に行う一方,土壌の圧密,天地返し,焼却処理等,容量の低減や,除去物が発生しにくい除染技術の選択を行います。

 

除去物を減容化する方法
  1. 土壌の圧密処理

    除染作業で回収した土壌を油圧プレス機等により圧密処理を行うことで,保管容量を低減できます。特に,重機などで大量に土壌を除去した場合,有効な手段となり得ます。

    (関連する除染技術として,A-5B-4C-1F-1を参照のこと。)

  2.  「深刈り」による芝地の除染(C-2を参照のこと。)

    芝生の葉及びサッチ層(枯れた芝草,刈りかすの堆積層)を除去する「深刈り」では,根こそぎ剥ぎ取る方法よりも,除去物の発生量が少なくなります。

     

  3. 土壌の上下層の入れ替え(天地返し)(C-3を参照のこと。),農地の反転耕(F-3を参照のこと。)

    同じ場所で,表層にあった放射性セシウムを含む土壌を下層へ移し,下層にあった汚染のない土で被覆する方法は,除去物の保管場所を他に必要とせずに,被ばく線量を低減できます。特に,線量率の低い地域では,有効な手段として期待されます。

     

  4. 代かき(F-4を参照のこと。)

     表層土を水中撹拌した後,固液分離による沈殿物のみが除去物となるため,表土の除去等よりも発生量が少なくなります。

     

  5. 焼却処理

    可燃物で,放射能濃度が基準以下の場合には,焼却処理により,除去物を処理することも可能です。

     

必要な機器等
  1. 土壌の圧密処理

    • 油圧プレス機等
  2. 「深刈り」による芝地の除染

    C-2を参照のこと。

     

  3. -1土壌の上下層の入れ替え

     C-3を参照のこと。

     

  4. -2農地の反転耕

     F-3を参照のこと。

     

  5. 代かき

     F-4を参照のこと。

     

  6. 焼却処理

    • フィルタ付き焼却炉

 

必要な安全対策,注意点等

 

 含まれる放射性セシウムの量は変化しないため,単位容積当たりの放射能は増加することになります。(単位質量当たりの放射能は変化しません。)

  1. 土壌の圧密処理

    含まれる放射性セシウムの量は変化しないため,単位容積当たりの放射能は増加することになります。(単位質量当たりの放射能は変化しません。)

     

  2. 「深刈り」による芝地の除染

    C-2を参照のこと。

     

  3. -1土壌の上下層の入れ替え

    C-3を参照のこと。

     

  4. -2農地の反転耕

    F-3を参照のこと。

     

  5. 代かき

    F-4を参照のこと。

     

  6. 焼却処理

    念のため,放射性物質が飛散しないよう,フィルタを排出口に設置します。