TS切削機による道路除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

TS切削機による道路除染の手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

道-8

大分類

道路

中分類

舗装

小分類

アスファルト舗装面

除染手法

TS切削機(TSファインミリングドラム)による切削

内容

切削,回収,詰込,運搬

除染方法

<除染手順>

アスファルト舗装切削,集積:  →詰込: →運搬(除染箇所の一時集積所まで):

TS切削機,トラック       バックホウ トラッククレーン

 

<除染概要>

TS切削機でアスファルト舗装面を任意の厚さで切削し,切削屑は切削機に付帯するベルトコンベアでトラックへ集積します。バックホウでフレキシブルコンテナに詰込み,トラッククレーンで除染箇所の一時集積場所へ運搬します(運搬距離100m)。

TS切削機

ベルトコンベアで切削屑をトラックに排出

主要機械仕様

TS切削機(全長14,800mm,作業幅2,000mm),ダンプトラック,バックホウ,トラッククレーン

環境条件

適用環境条件

除染効果に影響する環境条件は見当たらない。

施工制約条件

舗装面が歪曲している場合,均質に舗装面を切削できず,切削残しが生じるため,除染効果が低下する可能性がある。

評価

除去物

施工スピード

(作業員数)

1,380m2/日(9人)

除去物発生量

80袋/ha程度(切削厚5mm程度)

除去物内容

切削屑

水処理方法

使用水量

汚染水回収方法

回収率

除染係数の目安

DF

22

低減率

95%

コスト(直接工事費>1,000m2

390円/m2

施工上の留意点

改善点

・震災の影響等により,路面に凹凸がある場合は,除染し残し部が生じます。また側溝付近,マンホール周辺等狭隘部は切削できないため,他の方法(超高圧水洗浄,ショットブラスト)と併用する必要があります(除染効果の確保)。

・その他,路面に残った粒子の細かい切削屑は飛散することがあるので搭乗式清掃機,集塵機との組み合わせが必要です。

・施工スピードは,路面上の障害物(マンホール,横断側溝等)や一回の施工距離によって変動します。

・密粒度アスファルト舗装の場合,放射性物質の90%は2-3mm以浅に付着・残留していることから,除去物減容の観点から切削精度の向上が必要です(改善点)。

 

 

TS切削機の具体的な流れ

 

TS切削機の歩掛例