高圧水洗浄による建物の壁面の除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

高圧水洗浄(含ブラッシング)による建物壁面の除染の手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

宅-16

大分類

宅地,大型構造物

中分類

小分類

コンクリート,モルタル

除染手法

高圧水洗浄(D)

内容

高圧水洗浄,洗浄水回収,運搬

除染方法

<除染手順>
洗浄(含表面ブラッシング):    →洗浄水回収・運搬(除染箇所の水処理設備まで): 
高圧水洗浄機,人力(金ブラシ)            バキューム車

<除染概要>
大型構造物のコンクリート壁を,高圧水洗浄機(10MPa程度)で洗浄する。補助的に金ブラシによるブラッシングも併用します。洗浄に使った水はバキューム車で吸引回収し,除染箇所の水処理設備に運搬します(運搬距離100m)。

 

高圧水洗浄

主要機械仕様

高圧水洗浄機(最大50MPa),バキューム車

環境条件

適用環境条件

汚染の激しいコンクリート壁では,汚染物質が深部まで付着し,ブラッシングや高圧水洗浄では除染が困難。

施工制約条件

特になし。

評価

除去物

施工スピード
(作業員数)

150m2/日 (3人) 

除去物発生量

ほとんどありません

除去物内容

汚泥

水処理方法

使用水量

2~3m3/100m2程度

汚染水回収方法

流末部でのバキューム吸引

回収率

100%(コンクリート吸水分を除く)

除染係数の目安

DF

1.3~3.3

低減率

20~70%

コスト(直接工事費>1,000m2

960円/m2

施工上の留意点
改善点

・高圧水を除染面に直角に噴射するとともに,噴出口と除染面の離隔を20cm以下に保つことが重要です(除染効果の確保)。
・圧力と低減率の関係を把握し圧力を決めることが重要である(除染効果の確保)。
・除染水が飛散し,周辺土壌が二次汚染しないように飛散防止策を講じることが重要です(汚染の拡大防止による除染効果の確保)。

 

 

高圧水洗浄によるコンクリート製の壁の除染の具体的な流れ

 

高圧水洗浄の歩掛例