ブラッシングによる屋根の除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

ブラッシングによる建物の屋根の除染の手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

宅-1

大分類

宅地

中分類

屋根

小分類

瓦(コケ付着),鉄板

除染手法

表面ブラッシング+水洗浄(A)

内容

作業足場設置,ブラッシング,水洗浄,洗浄水回収・運搬,作業足場撤去

除染方法

<除染手順>

作業足場設置:   →洗浄:         → 作業足場撤去:

高所作業車      人力            洗浄水回収・運搬(除染箇所の水処理設備まで):

作業足場     (水,デッキブラシ,金ブラシ)  トラック

 

<除染概要>

高所作業車または作業足場を組み,人力(水,デッキブラシまたは金ブラシ)で洗浄します。洗浄後,作業足場を撤去します。洗浄水はバケツ等で回収し除染箇所の水処理設備まで運搬します(運搬距離100m)。

高所作業車を使用してのブラッシング

作業足場を使用してのブラッシング

主要機械仕様

高所作業車または作業足場,トラック

環境条件

適用環境条件

瓦のうち,セメント瓦,スレート瓦は除染困難。

施工制約条件

地震により屋根が剥がれていたり,割れていたりしない。

評価

除去物

施工スピード

(作業員数)

140m2/日 (7人) 

除去物発生量

ほとんど無し

除去物内容

汚泥

水処理方法

使用水量

数リットル/m2

汚染水回収方法

バケツ,タンク

回収率

100%

除染係数の目安

DF

粘土瓦;2,鉄板;1.1~1.5

低減率

粘土瓦;50%,鉄板;10~30%

コスト(直接工事費>1,000m2

1,090円/m2

施工上の留意点
改善点

・事前にブラッシング回数と除染効果の関係または拭き取り方法(回数,材料)を調査し,本施工における仕様を決定することが重要です(除染効果の確保)。
・その他,除染効果の測定では,施工直後は浸透水により遮へいされているため,乾燥後に測定(表面汚染密度)することが重要です。

 

 

宅地屋根部の具体的な流れ

 

ブラッシングの歩掛例