芝剥ぎ取りによる宅地庭部の除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

芝剥ぎ取りによる宅地庭部の除染の手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

宅-9

大分類

宅地

中分類

小分類

芝地

除染手法

芝剥ぎ取り(A)

内容

草刈り,芝剥ぎ取り(ソッドカッタ-),集積,搬送,詰込,運搬

除染方法

<除染手順>
草刈り,落葉除去:→芝生サッチ層除去:→集積: →搬送・詰込: →運搬:
人力(草刈機)  ソッドカッター  人力で芝巻き取り   人力 トラッククレーン
                        熊手,鋤簾             
<除染概要>
人力(草刈機)で草刈りした後,ソッドカッターで約3cm深さで芝生のサッチ層を切断します。切断した芝は,人力で巻き取り,残渣は熊手や鋤簾などで集積し,フレキシブルコンテナへ詰込みます。トラッククレーンで除染箇所の一時集積所まで運搬します(運搬距離100m)。

ソッドカッター

芝剥ぎ後

主要機械仕様

肩掛け式草刈機,ソッドカッター,トラッククレーン

環境条件

適用環境条件

園庭,公園などの平坦な芝生が対象。除染効果に影響するような環境条件は見当たらない。

施工制約条件

植栽が近くにあると,その根のために施工が困難な場合がある。

評価

除去物

施工スピード
(作業員数)

100m2/日 (6人)

除去物発生量

200~500袋/ha (剥ぎ取り厚2~5cm)

除去物内容

芝草,土壌

水処理方法

使用水量

汚染水回収方法

回収率

除染係数の目安

DF

5程度(試験施工)

低減率

80%程度(試験施工)

コスト(直接工事費>1,000m2

1,500円/m2 (ただし,試験施工)

施工上の留意点
改善点

・放射能濃度の深度分布を把握し,剥ぎ取り深さを決定することが重要です(除染効果の確保,除去物量の適正化)。
・剥ぎ取った芝草ならびに芝土の残渣を人力(熊手,竹箒等)またはスイーパーにより回収除去することが重要です(除染効果の確保)。

 

 

宅地庭部の具体的な流れ

 

剥ぎ取りの歩掛例