路面切削機を用いたグラウンドの除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

路面切削機を用いたグラウンドの剥ぎ取り作業の手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

大-5

大分類

大型構造物

中分類

グラウンド

小分類

 

除染手法

薄層表土剥ぎ取り(F)

内容

地ならし(振動ローラー),表土剥ぎ取り(路面切削機),集積,搬送,詰込,運搬

除染方法

<除染手順>

地ならし:  →表土剥ぎ取り:  →集積・搬送:  →詰込:

振動ローラー  路面切削車     トラック     人力,バックホウ

→運搬(除染箇所の一時集積所まで):

 トラッククレーン

<除染概要>

剥ぎ取り面が柔らかい場合は振動ローラーにより地表面を締め固め,切削機が沈みこまないようにした後に,路面切削機で表土を剥ぎ取ります。剥ぎ取った土壌は切削機に付帯しているベルトコンベアでトラックへ積み込み,人力やバックホウでフレキシブルコンテナに詰め込みます。トラッククレーンで除染箇所の一時集積所まで運搬します(運搬距離100m)。

路面切削機

刃先部分(ビット)

主要機械仕様

路面切削機(全長10,560mm,全幅2,460mm,重量28,200kg,作業幅2,050mm)

環境条件

適用環境条件

広範な平地(土面,芝)が対象。除染効果に影響する環境条件は見当たらない。

施工制約条件

凹凸が激しいグラウンド,および含水比が高く施工機械の地耐力が確保できないグラウンドでは施工困難。

評価

除去物

施工スピード

(作業員数)

1,580m2/日 (9人) 

除去物発生量

200~500袋/ha(剥ぎ取り厚2~5cm)

除去物内容

土壌

水処理方法

使用水量

汚染水回収方法

回収率

除染係数の目安

DF

5~10

低減率

80~90%

コスト(直接工事費,>1,000m2

360円/m2

施工上の留意点
改善点

・放射能濃度の深度分布を把握するとともに,排水層の深度を確認し,剥ぎ取り深さを決定することが重要です(除染効果確保,除去物量の適正化)。

・地面が柔らかい場合は車両が沈み込み,目標切削深さよりも深く切削する可能性があり注意が必要です(除去物量の適正化)。

・その他,重機が大きいのでグラウンド境界部や遊具近傍では剥ぎ取りはできないため,バックホウや人力で行うなど,複数の手法を組み合わせることが必要です。

 

剥ぎ取り(路面切削機)の具体的な流れ

 

剥ぎ取り(路面切削機)の歩掛例