樹幹洗浄による森林の除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

樹幹洗浄による森林の除染の手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

森-5

大分類

森林

中分類

樹幹洗浄

小分類

常緑樹,広葉樹

除染手法

樹幹洗浄

内容

樹皮の高圧水洗浄

除染方法

<除染手順>

樹皮洗浄:

人力(高所作業車,高圧水洗浄)

 

<除染概要>

高所作業車に乗り,高圧水(ノズル式,8MPa程度)で高木幹約3m高さまでを洗浄します(樹皮剥ぎ取り)。

※樹皮剥ぎ取りで表土に落ちた樹皮や汚染水は,後に別途行われる表土剥ぎ取りの際に,除去運搬します(運搬距離100m)。

高所作業車と使用しての高圧水洗浄

樹皮剥ぎ取り

主要機械仕様

ノズル式高圧水洗浄機(8MPa程度),高所作業車

環境条件

適用環境条件

落葉樹,常緑樹のいずれもが対象。除染効果に影響する環境条件は見当たらない。

施工制約条件

高所作業車使用条件として樹間が広く,比較的平らな地形であること。

評価

除去物

施工スピード

(作業員数)

32本/日(4人)

除去物発生量

少量

除去物内容

樹皮

水処理方法

使用水量

0.1~0.3m3/本程度

汚染水回収方法

洗浄後,腐植土層および表土剥ぎ取りを実施することにより回収

回収率

0%

除染係数の目安

DF

1.4~6.7

低減率

30~85%

コスト(直接工事費>1,000m2

3,390円/本

施工上の留意点
改善点

・幹そのものより樹皮に汚染物質が多く付着している傾向があることから,高圧水洗浄に当たっては,樹皮をできるだけ確実に除去することが重要です(除染効果の確保)。

・その他,桜など樹皮を傷つけると枯れてしまう樹木に対しては高圧水洗浄は行わないようにすることが重要です。

 

 

樹木洗浄の具体的な流れ

樹木洗浄の歩掛例