腐植土層・表土剥ぎ取りによる森林の除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

腐植土層・表土剥ぎ取りによる森林の除染の手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

森-3

大分類

森林

中分類

地表

小分類

平地

除染手法

腐植土層除去+薄層表土剥ぎ取り

内容

腐植土層除去・表土剥ぎ取り(人力およびバックホウ),搬送,詰込,運搬

除染方法

<除染手順>

腐植土層除去,表土剥ぎ取り: →搬送,詰込:  →運搬(除染箇所の一時集積所まで):

木の根周り:人力(鋤簾,竹箒) 人力,バックホウ バックホウ,トラッククレーン

その他:バックホウ(平爪付き)

 

<除染概要>

人力(鋤簾,竹箒)で木の根周りなどの狭隘部の腐植土層,表土を必要な深さ剥ぎ取ります。またその他の広いエリアはバックホウ(平爪付き)で剥ぎ取ります。それぞれ集積し,フレキシブルコンテナに詰込みます。森林外までバックホウで運搬し,トラッククレーンで除染箇所の一時集積所まで運搬します(運搬距離100m)。

木の根周りの剥ぎ取り(人力)

広いエリアの剥ぎ取り(バックホウ)

主要機械仕様

バックホウ(平爪付き他),トラッククレーン

環境条件

適用環境条件

森林や公園の平坦地が対象。除染効果に影響する環境条件は見当たらない。

施工制約条件

バックホウの走行が困難な傾斜地や凹凸地などでは作業が困難。

評価

除去物

施工スピード

(作業員数)

220m2/日(5人)

除去物発生量

1,000~2,000袋/ha

除去物内容

落葉,腐植土

水処理方法

使用水量

汚染水回収方法

回収率

除染係数の目安

DF

1.3~5

低減率

20~80%

コスト(直接工事費>1,000m2

890円/m2

施工上の留意点

改善点

・剥ぎ取り深さ(腐植土層までか,表土までか)については,除染効果との関係を把握し,必要剥ぎ取り深さを決定することが重要です(除染効果の確保,除去物量の適正化)。

・その他,樹木に悪影響を及ぼさないように,根回りは人力(鋤簾,レーキ)で丁寧に剥ぎ取る必要があります。

・また,常緑樹林,混合樹林では,除染中や除染後も風雨により松ぼっくりや枯葉が落ちてきて再汚染が進むことを認識しておく必要があります。

 

腐植土層除去・表土剥ぎ取りの具体的な流れ

 

腐植土層除去・表土剥ぎ取りの歩掛例