天地返しによる農地の除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

 天地返しの手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

農地-2

大分類

農地

中分類

水田,畑

小分類

 

除染手法

天地返し(A)

内容

バックホウによる表土剥ぎ取り,下層土剥ぎ取り,表土埋め戻し,下層土埋め戻し

除染方法

<除染手順>

表土剥ぎ取り・仮置き: →下層土剥ぎ取り・仮置き:→表土埋め戻し:

平バケット付きバックホウ 平爪付きバックホウ   平爪付きバックホウ

<除染概要>

施工範囲の半区画について放射性セシウムを90%程度を含む表土をバックホウで薄く剥ぎ取り,残りの半区画のビニールシート上に仮置きします。下層土を30cm程度剥ぎ取り,表土とは別の場所に仮置きします。表土を埋め戻し後,下層土を埋め戻します。残りの半区画について同じ作業を繰り返します。

表土の剥ぎ取り

下層土の剥ぎ取り

主要機械仕様

平バケット付きバックホウ,平爪付きバックホウ

環境条件

適用環境条件

汚染物質を除去する技術ではないので高汚染の農地ではリスクが残る。作土の濃度が5,000Bq/kg以下(農水省手引き)。

施工制約条件

耕盤を壊す恐れがあることから,耕盤が30cm以上深い位置にあることが必要。また,バックホウの走行可能な地耐力を有すること。

評価

除去物

施工スピード

(作業員数)

120m2/日 (1.2人) 

除去物発生量

除去物内容

水処理方法

使用水量

汚染水回収方法

回収率

除染係数の目安

DF

3程度

低減率

65%

コスト(直接工事費,>1,000m2

310円/m2

施工上の留意点
改善点

・放射能濃度の深度分布を把握するとともに耕盤の深度を確認し,反転深度を決定することが重要です(除染効果の確保,除去物量の適正化)。

・上層の剥ぎ取った土壌が下層の剥ぎ取った土壌に混入しないように仮置きすることが重要です(再汚染の防止による除染効果の確保)。

 

天地返しの具体的な流れ

 

天地返しの歩掛例