表土固化剤を用いての表土剥ぎ取りによる農地の除染の技術評価

【除染モデル実証事業編】報告書2.4.2 除染作業結果より

 

表土固化剤を用いての表土剥ぎ取りによる農地の除染作業手順や作業性の評価等を整理し以下に示します。

 

整理番号

農地-4

大分類

農地

中分類

水田,畑

小分類

 

除染手法

薄層表土剥ぎ取り(B)

内容

固化剤散布,表土剥ぎ取り(分離回収機,バックホウ),集積,搬送,詰込,運搬

除染方法

<除染手順>

資機材搬入:→固化剤散布3日養生: →表土剥ぎ取り:

固化剤プラント,散布機 分離回収機,バックホウ(平爪付き)

→搬送・詰込:    →運搬(一時集積所まで):

 人力,バックホウ   トラッククレーン

<除染概要>

資機材を搬入します。固化剤散布機により固化剤を散布し3日の養生後,分離回収機あるいはバックホウ(平爪付き)で表土を剥ぎ取り,フレキシブルコンテナへの詰込みます。トラッククレーンで除染箇所の一時集積所まで運搬します(運搬距離100m)。

固化材散布

固化土壌分離回収

バックホウでの詰込

主要機械仕様

分離回収機(バックホウベース),固化剤プラント,固化剤散布,トラッククレーン

環境条件

適用環境条件

氷点下では固化剤が固化せず,除染効果が期待できない。

施工制約条件

高含水土壌では分離回収機による回収は困難。

評価

除去物

施工スピード

(作業員数)

290m2/日 (6人) (内,固化剤散布:2,870m2/日,土壌回収:410m2/日)

除去物発生量

300~800袋/ha(剥ぎ取り厚2~5cm)

除去物内容

草根,土壌

水処理方法

使用水量

土壌

汚染水回収方法

回収率

除染係数の目安

DF

1.7~3.3

低減率

40~70%

コスト(直接工事費,>1,000m2

880円/m2

施工上の留意点
改善点

・放射能濃度の深度分布を把握するとともに,耕盤の深度を確認し,剥ぎ取り深さを決定することが重要です(除染効果の確保,除去物量の適正化)。

・なお,高含水比土壌では分離回収機の移送部配管が閉塞する恐れがあり,これに替えてバックホウで剥ぎ取ることが有効です。

・その他,固化剤は灰白色であるため,取残しがあるかどうかの目印としての効果があります。

 

表土固化剤を用いての表土剥ぎ取りによる農地の除染の具体的な流れ

 

表土固化剤を用いての表土剥ぎ取りによる農地の除染の歩掛例