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草木の除染

 

 
 土壌を除染(削り取り等)する場合は草刈りが必要となります。
 芝生では根元のサッチ層の汚染レベルが高い場合が多くみられます。深く刈り込んでも所定の線量まで低減できない場合は,サッチ層を剥ぎ取る必要があります。
 樹木は落葉広葉樹と常緑針葉樹で対応が異なります。ナラやクヌギなどの落葉広葉樹の場合は,事故が発生した3月には落葉していたと考えられることから,樹木の根元に分布する腐植層(有機堆積層)に放射性物質が捕捉されているものと推測されます。その場合は腐植層を除去することにより除染できます。一方で,マツやスギなどの常緑針葉樹の場合は事故発生時にも葉が茂っており,かつ常緑針葉樹の多くは粘着性のヤニを出すことから葉が汚染しているものと考えられます(実測データも常緑針葉樹の葉が汚染していることを裏付けています)。さらには降雨により葉面に沈着した放射性物質が雨水とともに枝や幹を伝わり流下することから,樹木の幹や根元の汚染が高いという結果が得られています。針葉樹の場合は,落枝・落葉の除去や根元分布する腐植層の除去が有効です。しかし,一度除去しても,葉面は依然汚染されているケースも多く,今後複数回除染する必要があるものと考えられます。