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放射線が体の中を通るとどうなるの?

 

 

 放射線が体の中を通ると細胞内の様々なものと反応して障害を引き起こします。放射線が直接的にDNAと反応すると(直接作用),DNAの長い二本の鎖の一方や両方が切断されたり,二本の鎖をつなぐ橋の部分(遺伝情報が含まれています)が壊されたりするので,遺伝情報を伝達することができなくなったり,間違えた情報を伝達してしまうようになったりします。
 
 また,放射線が細胞内の水分等と反応すると電子が弾き飛ばされ,その電子が水や酸素と反応してフリーラジカルと呼ばれる反応性が高い物質が生成されます。そしてこの物質が間接的にDNAに損傷を与えます(間接作用)。
 
 細胞内のDNAは放射線以外の様々な要因によっても絶えず損傷を受けていますが,細胞自身が持っている機能によって傷ついたDNAのほとんどは修復されます。